ジョイント専門メーカーとして

ジョイント（管継手）分野に特化した専門メーカー

1952年の創業以来、自社での「ものづくり」にこだわってきた川西水道機器は、後に管継手分野へ特化。自社でオリジナルブランドを立ち上げ製品開発を行うことで、ジョイント（管継手）の革新を行い、水道など生活になくてはならない管と管をつなぐ技術、ジョイントテクノロジーを次々と拓いてきました。

川西水道機器はジョイント専門メーカーとして、小口径から大口径まで幅広い製品ラインナップをもち、より使いやすい製品の開発、製造、販売、サポートをすべて自社で行っています。ユーザーの安心・安全、施工者の利便性を第一に考えた商品の創出を通じて、世の中に貢献していくことが私たちの使命です。

わたしたちはこれまで、高い安全性と同時に、より使いやすく便利な管継手を求めて様々な製品を世の中に送り出してきました。当社の代表的な製品シリーズ「ユニオンナット継手 SKジョイントシリーズ」と「メカニカル継手スッポンジョイントシリーズ」をご紹介します。

ユニオンナット継手　SKジョイントシリーズ

ネジ切削やはんだ付け作業を不要とした「SKジョイント」、それを進化させ分解不要としたロングセラー「ネオSKジョイント」、施工の手間を大きく減らし、安全性を高めた伸縮可とう離脱防止継手「SKX」

SKジョイント

漏水補修作業の常識を覆した初めてのブランド商品

給水管の漏水を補修する管継手で、鋼管を接続する際のネジ切削、鉛管を接続する際のはんだ付け作業が不要です。重量がある鋳鉄製なので水圧に負けず、ナットを締め込むだけで止水することができます。この製品によりそれまで大変な作業だった漏水補修作業の労力を大幅に緩和させることに貢献しました。

ネオSKジョイント

管を突っ込み締め込むだけで止水できる管継手

当時標準的だった受け口を分解し、再度ナットを組み合わせて接合する方式を覆し、分解不要で管接続ができるようにした画期的ジョイントです。漏水修繕に携わるユーザー・施工者の皆様のご愛顧により、現在まで販売しているロングセラー商品です。「SK-KAWANISHI」ブランドのコンセプトである『分解不要』の潮流を切り拓いてきた継手です。

SKX

分解不要・伸縮可とう・管抜け出し防止、3大機能を兼ね備えた最新型

川西水道機器の源流であるSKジョイントの最新型の管継手です。1997年に起きた新潟県中越沖地震にて多くの給水管継手が抜け出し漏水が発生しました。そのなかでネオＳＫストップリング付を使用している箇所では抜け出し事故はゼロでした。
事業体の皆様からの強い要望もあり、ストップリングを全口径へ標準搭載し、さらに課題だった施工の手間を大きく削減した新しい伸縮可とう離脱防止継手が登場しました。優れた耐久性を持ち、さらには未来へ向けて無限大の可能性を切り開いてほしいとの想いを込め「SKX」と命名しました。

メカニカル式継手スッポンジョイントシリーズ

安全性を追求したストップリングを装備した「SK−Mジョイントストップリング付」、業界初の分解不要の施工性を実現した「スッポンMジョイント」、さらに大口径において安全性と施工性を両立させた「大口径スッポンＭジョイント」、優れた耐震性能を持つ分解不要の「スッポンMDジョイント」、常識を覆した業界初のインコア不要・分解不要の「スッポンMPジョイント」

SK-Mジョイント　ストップリング付

管の動きに追従する可とう性能・伸縮性能

管の抜け出しを防ぐ機能を備えた継手

配水管として主流だった塩ビ管を接続する管継手です。安全・安心を求めるユーザーの声を受け、塩ビ管の柔軟性・強度を損なわない幅広リング方式の構造で伸縮・可とう機能、かつ離脱防止機能をもった『ストップリング』を開発し、独創的なメカニカル継手となりました。

スッポンMジョイント

マスコットキャラクター「スッポンくん」
取り付けたら抜けないという意味もある

塩ビ管継手の決定版

従来の『ストップリング』（伸縮可とう機能・管離脱防止機能）で担保された安全性に、管を突っ込み締め込むだけの分解不要の施工性を両立させた「SK－KAWANISHI」ブランドの看板継手です。「スッポン」のネーミングは管が継手に『すっぽん』と入る音に由来しています。ユーザーの安心安全を満足させる『ストップリング』と施工者の利便性を満足させる『分解不要』はすべての商品へ展開されています。

大口径スッポンMジョイント

鋳鉄製メカニカル継手の新たな領域をつくった管継手

鋳鉄製品は数量が出ないとコストが割高となり、重量がある鋳物製品は口径が大きくなるほど取り扱い難いものです。当時、大口径継手の材質は鋼板製が主流で、一品ごとの製作となるため価格は割高で納期も長期間を要していました。そんな常識があるなか、大口径管路でも活用したいとのお声を受け、生産設備を自社内で整備し、従来の鋼板製品よりも低コストで短納期の鋳鉄製管継手の開発に成功しました。これにより川西水道機器は、最小口径10㎜から最大口径500㎜まで自社内で一貫して製作する管継手メーカーとなりました。

スッポンMPジョイント

施工前に管へインコアを打ち込む作業を削減

業界の常識を覆すインコア不要の耐震ジョイント

阪神大震災以降、普及してきた柔機能をもつ耐震管、高密度ポリエチレン管を接続する専用継手です。柔らかいポリエチレン管を接続するためには外側からの締め込み圧力による変形を内側から補強するインコアが必要というのが常識でした。そこで、ストップリング開発で培ったノウハウを生かし、ポリエチレン管を変形させずに接続でき、かつ耐震管としての機能を実現した業界初のインコア不要・分解不要継手を生み出しました。これにより、インコアの施工手間を省力化させることに成功しました。

様々な管種の継手をラインナップ

川西水道機器では小口径から大口径まで、日本国内で使用されているほとんどのパイプ（管）へ接続できる管継手をラインナップしています。世の中の配管現場を「もっと安全に、もっと便利に」するために、これからも私たちの挑戦は続きます。