技術開発室 川 満広(2002年入社)


研修後配属された工作班はベテランから若手まで揃った精鋭部隊、その中へ入った川さんの仕事は皆の雑用係が中心。
「みんなすごかったね。最初はメインの仕事はほとんどやらせてもらえなかったよ。」
テストピースの加工、不良品の加工など、ちょっとした旋盤作業がメイン、ようやく仕事を覚えてきた頃に突然、技術への異動辞令が下ります。再び振り出しに戻り、「とにかく何をやっているか理解するために、ひたすら言われたことをやる」ことを徹底していきました。
「最初は言われたことをやるのが仕事。まずはやらないと。」
周りに認めてもらうためには与えられた役割を果たすこと、それが責任をもって仕事をやるということだと経験を通じて学んできたと言います。
「僕の仕事は何でも屋。」
今の仕事内容はどういったものでしょうか?
「製品の品質に関わることなら全て僕が窓口となります。」
不良や不具合品の集計、原因分析、製品材質の管理、お客様への品質報告書の作成まで幅広く行います。
製造部、営業部、双方からの品質窓口として多忙な業務をこなしている川さんは、自分の仕事のことを「何でも屋」と言います。
「一つ一つの内容について深くは分からないけど、製造現場から製品のことまで広く分かってなきゃいけない。まだまだ知らないことばっかりだけど(笑)」
品質不良対策のためには、各工程の流れや使用している機械や冶具について理解しておく必要があります。また顧客への報告書作成のためには、製品機能から使用状況まで理解していなければなりません。
「広く情報をもっておくと何かあったときの対応策を提示できるから。工場内を歩くときも意識しているよ。」
「お客さんあっての商売です」
川さんは2年前から工場見学に来られたお客様の案内役も任されるようになりました。これも工場内の各工程を横断的に理解している立場だからこそ任される仕事だと言えます。
「当初の案内は無我夢中で・・。今考えると一方的な説明で終わっていました。お客さんが何を望んで当社へ来てくれているのかを考える余裕がなかった。」
お客様の視点を意識するようになった今では、担当営業と打合せしベストなプランを練ります。
「技術へ異動となって一番変わったところは、ウチの製品を使う人がいて買う人がいるということを常に意識するようになったこと。」
自分がやっていることの意味が分かることで仕事への取り組み方は大きく変わります。自分が得たことを今度は各工程を担う作業者へ伝えていくことが次の川さんの仕事になりそうです。
「分からないことは分からないと言える人に来て欲しい。分からないということは自分が分からないところを分かっている、それだけ考えて仕事ができる人だと思います。新入社員の工場案内も僕の仕事なので皆さんと会えることを楽しみにしています。」
川 満広
