大物組立出荷班 小西 智也(1995年入社)

入社してから3年は出荷を担当していた小西さん。組立班への異動も小西さんらしい理由からでした。 当時新発売となったスッポンMジョイントの組立時間が旧製品の2.5倍もかかるとの話を聞きました。
「本当にそんなに時間がかかるものなのか、一丁やってみようと思ってね。」と組立作業を担当させてもらいました。「するとどっこい、時間もかからず出来てしまって。」次の日から組立班へ異動となりました。「昔から負けず嫌いで、残業嫌いでね(笑)」周りの人より作業が上手くなりたいから工夫をする、残業したくないから時間内に仕事を終えるよう工夫をする。やがて自分一人が頑張っても班のノルマはクリアできないので周りを動かすようになる。「上になりたいと思って仕事をしたことはないんだよ。早く帰れなくなってしまうから(笑)」
「効率よく仕事をやるにはどうすればいいか」を常に追求し、それを継続してきたからこそ今の小西さんがあるのです。自分の特性を理解した上で、うまく育ててくれた当時の上司や支えてくれた仲間たちに大変感謝していると言います。
「今では目をつぶっていても組立てられるよ。」

組立にまだ慣れていない頃のことです。組立作業中に手に持ったたくさんのナットの中から、見た目はほとんど変わらないナットを見分けることができる、職人肌の先輩がいたそうです。
「手に持った一瞬で重さの違いが分かるって、ウソだろって思ったよ。」
今はどうなのですか?
「そりゃ、出来なきゃいかんわな。同じ作業の反復を常に規則正しく集中して行うこと、それを続けていると目をつぶっていても組み立てられるようになるよ。」
反復作業はマンネリすると苦以外の何ものでもなくなってしまいます。微細な変化に気付くためには集中力と責任感が必要なのだと小西さんは言います。
「組立ての仕事は部品ひとつでも欠けてしまうと仕事が出来ない。全工程を経て集まってきた仕上り品を組み付け完成させる責任があります。」
各工程が責任をもって仕上げてくれた品物に感謝する気持ち、預かる気持ちを忘れないこと、これが現場の作業者のエネルギーとなるのです。
「指導する立場は難しいねぇ。」

現在、班長という指導する立場になり3年、まだまだ部下や新入社員への指導は日々勉強だと言います。小西さんが入社した当時は1から10まで教えてもらった事はなく、先輩の作業を見て覚え、組み方や組み上がった製品の置き方まで色々と自分でなりに考え、できることからしていました。
いざ自分が指導する立場になった時、自分と同じようにする人もいれば、そうではない人もいる。
「自分が昔してもらったように、その人の性格を活かせる指導方法ができるといいね。その為にもこれからももっと班内・会社内でもコミュニケーションが必要」
また、部下が組立班から他班へ異動する可能性もあります。組立作業を通して部品構成を覚え、完成形を理解した上での異動は有効になると言います。
「ウチの班で成長して、他へ行っても活躍する。そうなる人材を育てていきたいなぁ。」
ああだこうだとやる前から不満を言わないで、まずはやってみることが大事。自分から飛び込んでみると必ず新しい発見があるから。まずやること。その繰り返しが継続できる力となります。
小西 智也

